〜 「埋蔵文化財」とは?? 〜 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「埋蔵文化財」とは一体どんなもののことを言うのでしょう。 その前に文化財とは何かを調べてみると、「文化財保護法」という法律に次のようなものがでてきます。 文化財とは、人々の生活の跡を物語る文化的財産であり、歴史や文化・国民性を正しく理解するために必要なものです。文化の発展・向上・新しい文化の創造も、過去からの文化の継承の上になり立つものです。従って、文化財は、国民共通の貴重な財産として大切に保護し、後世に伝えなければなりません。 |
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- 文化財保護法第2条の定義 -
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これらの定義をまとめると次のようになります。 |
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以上の分類のわくを越えて、遺構(記念物)・遺物(有形文化財)のうち包蔵地の地中や水底に埋蔵されているものを埋蔵文化財といいます。 埋蔵文化財というのは、私たちの遠い祖先が生活に使っていたものが土に埋もれたり、水中に没したりしているもののことです。その中には、古墳などのように私たちが毎日見ることのできるものから、何mも積もった土の下にあって、長い間人の目に触れないでいるものもあります。土の下にあるものには、村や町もあれば田畑もあり、人々が使っていた器具・動物の骨・植物などもあります。 文字を使っていろいろなことを書くようになるずっと以前から、私たちの祖先は地球上で生活していました。もちろん、愛媛県内にも住んでおり、県内からも二万五千年前の石器が見つかっています。文字を使って書かれた歴史はせいぜい千数百年ですが、県内にはそのような古い文献はほとんど残っていません。そこで、埋蔵文化財は千数百年前の歴史を調べるためにも大切なものとなってきます。 |