上空から見た新谷古新谷遺跡(南より) |
今治道路建設に伴う発掘調査:新谷古新谷遺跡2次の現地説明会を下記の日程で開催します。地域の皆様をはじめ、多くの方のご参加をお待ちしております。 | |
◇ 日 時 :平成30年2月25日(日) 13:00~15:00 (小雨決行) ◇ 会 場 :新谷古新谷遺跡2次 発掘調査現場(今治市新谷) ◇ アクセス :今治市役所朝倉支所より車で20分 → 詳細場所は下の地図を参照のこと 当日、新谷古新谷遺跡2次発掘調査現場周辺に駐車スペースを確保しています。 係員の指示に従って駐車してください。 |
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◇ 問い合わせ先 ◇ (公財)愛媛県埋蔵文化財センター 新田事務所 今治市新谷甲1739-1 TEL: 0898 - 31 - 5002 |
:遺 跡 の 概 要: | |
今治道路建設に伴う埋蔵文化財調査は平成17年度から継続して行なっています。新谷古新谷遺跡は一昨年度より調査を開始し、遺跡周辺の様相も明らかになってきております。 新谷古新谷遺跡は、弥生時代から中世の遺跡です。今年度調査を行なった主な遺構は、弥生時代後期および古墳時代後期の谷と集落です。竪穴建物7〜8棟、掘立柱建物4棟、柱穴、溝などが見つかっています。 見どころは、谷から出土した弥生時代後期の土器群と古墳時代後期の木製品になります。弥生時代後期の土器群の中には、「弧帯文」とよばれる吉備で生まれたとされる文様が描かれた壺があり、精緻に描かれた「弧帯文」としては県内初の出土例になります。「弧帯文」の他に、人物像などの絵画も描かれています。また、木製品では琴や農工具、紡績具などがあります。中でも、琴は大型で、残存状況が良好であり、当時の琴の構造や製作技法を知る上で貴重な資料になります。 今回の現地説明会では、土器や木製品などの遺物に注目し、現地の状況・写真パネルなどを見ていただきながら、弥生時代と古墳時代の人々の暮らしを明らかにできればと考えております。ぜひご来場ください。 |
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「弧帯文」が描かれた土器 | |
土器出土状況(南より) | |
琴出土状況(東より) |